今回は、 MSX版ドルアーガの塔のグラフィックの書き換えについて、簡単に紹介します。
グラフィックの書き換えは、YY-CHRで行ないました。
スプライトの書き換えもこのソフトで行ないました。
・YY-CHR
・書き換え前
・書き換え後
色の指定は、バイナリエディタで直接変更しました。
使用したのは「狐'sバイナリエディタ」です。
・狐'sバイナリエディタ
例えば、1面の宝物のカッパーマトックのカラーコードは、アドレス42DB~42DEの4バイトで指定されています。
また、2面の宝物のジェットブーツは、アドレス42E7~42FAの20バイトで指定されています。
色の指定は8×8ドットを一つのブロックとして行われています。
各アイテムの左上、右上、左下、右下の順に指定されています。
・MSXの色番号(16進数)
また、MSXは横8ドッ毎に2色の色を指定できます。
1ブロック(8×8ドット)同じ色指定の場合は、1ブロック1バイトで指定されていました。
カッパーマトックの左上は80となっていて、赤と透明(黒)で表示されます。
・カッパーマトック(MSX版)
左上:80
右上:80
左下:80
右下:80
・カッパーマトック(書換版)
左上:90
右上:60
左下:90
右下:60
また、1ライン毎に色指定されているブロックは、00を指定した後、8ライン分の色指定がなされていました。この場合、1ブロック9バイト必要となります。
ジェットブーツの場合、左上と右下のブロックは、1ライン毎の色指定となっていました。
・ジェットブーツ(MSX版)
左上:00(5050505050505090)
右上:50
左下:90
右下:00(5050509090909090)
・ジェットブーツ(書換版)
左上:00(404040F0404040A0)
右上:00(4040404040707070)
左下:A0
右下:00(707070A0A0A0A0A0)
1ライン毎に色指定を変更した方が綺麗な絵が描けます。
しかし、書き換えたジェットブーツのように、20バイトから28バイトと8バイト増えた分は、別のところを減らさなければなりません。
そのため、柱や壁などをタイリングで処理して、色指定を9バイト→1バイトに減らし、その分を宝物にあてています。
あと、スプライトの色指定のアドレスがわからなかったので、スプライトの色はそのままです。
リザードマンとか、緑にしたいのですが・・・
MSX版は、いくつかのフロアで出現方法が異なるので、書換前後の画像とともに、宝箱の出現方法の一覧表を作成しました。
ドルアーガの塔 宝箱 出現方法 全60階 一覧表(AC版、MSX版)
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